エーベル,J.J.(読み)えーべる

世界大百科事典(旧版)内のエーベル,J.J.の言及

【アドレナリン】より

…エピネフリンepinephrineとも呼ばれ,芳香族アミノ酸から生成されるアミン類であるカテコールアミンcatecholamineの一つ。1896年,イギリスのオリバーG.OliverとシェーファーE.A.Schäferらは副腎から血圧上昇物質を抽出,これをエーベルJ.J.Abelがベンゾイル化合物として単離し,エピネフリンと命名した。1901年,高峰譲吉とアルドリヒT.B.Aldrichが相前後して結晶化に成功,高峰はこれをアドレナリン(当時,特許名)と命名した。…

【インシュリン】より

… インシュリンは1921年,バンティングF.G.BantingとベストC.H.Bestによって,膵臓の抽出物中から,血糖降下物質として見いだされた。次いで26年,エーベルJ.J.Abelが結晶化に成功,55年にサンガーF.Sangerがそのアミノ酸配列を明らかにした。インシュリンは,アミノ酸配列が決定された最初のタンパク質である。…

※「エーベル,J.J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android