オスモル濃度(読み)おすもるのうど

世界大百科事典(旧版)内のオスモル濃度の言及

【浸透圧】より

…溶液が単独に置かれているときは,まだ現実には浸透圧が発生していないので,こういう場合の潜在的な浸透圧を浸透価osmotic valueと呼び,溶液の浸透濃度osmotic concentrationで表す。浸透濃度は氷点降下度の測定によっても求められ,理想非電解質の1重量mol溶液の氷点降下度1.858℃から計算されるオスモル濃度osmolarityで表されることが多い。 液胞のよく発達した植物細胞において,内外両表面を半透膜で包まれた細胞質は液胞内の細胞液と浸透平衡を保っているので,この原形質の層全体が一定の厚みをもった半透膜として働いているとみなしてよい。…

※「オスモル濃度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」