オーディナリ型自転車(読み)おーでぃなりがたじてんしゃ

世界大百科事典(旧版)内のオーディナリ型自転車の言及

【自転車】より

… 日本に初めて自転車がもち込まれたのは,江戸末期の慶応年間であったといわれ,そう伝承されるボーンシェーカー型の自転車が残っている。記録のうえでは1870年(明治3)にアメリカからオーディナリ型自転車(日本ではだるま自転車,あるいはだるま車と呼ばれた)が輸入されたのが最初であり,90年宮田栄助が製作した国産第1号はダイヤモンドフレームのセーフティ型自転車であった。明治時代には全国の主要都市で貸自転車業が流行し,個人用としては一部の富裕層やその子弟,モダン階層のステータス・シンボルとして使用された。…

※「オーディナリ型自転車」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」