オートレッド,W.(読み)おーとれっど

世界大百科事典(旧版)内のオートレッド,W.の言及

【計算尺】より

…乗除算をはじめとし,平方,立方,三角関数などの計算を簡便にできるようにくふうされた器具。1620年,イギリスのガンターEdmund Gunter(1581‐1626)の考案した対数目盛を応用したものが計算尺の原型で,その後オートレッドWilliam Oughtred(1574‐1660)らによって改良が加えられ,カーソルがついた現在の形の計算尺は,1850年ころフランスのマネームAmédée Mannheim(1831‐1906)のものが最初である。固定された台尺とこれに平行に動かせる滑尺と呼ばれる2種類のものさしからなり,どちらにも同じ尺度の目盛が刻まれていて,一方を滑らせ目盛を合わせることにより,対数の値の加減を求めて2数の積と商を計算することができる。…

【数学記号】より

…J.ネーピアの対数についての本の英訳(訳者はライトE.Wright)の第2版(1618)への付録でxが乗法記号に使われた。×を最初に使ったのはオートレッドW.Oughtred(1574‐1660)であろうといわれている(1631)。記号×はもともといろいろな意味に利用された。…

※「オートレッド,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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