世界大百科事典(旧版)内のカスタム・スメルターの言及
【非鉄金属鉱業】より
…ちなみに銅の場合,海外新規鉱山の開発コストは84年時点で1~1.5ドル/ポンドといわれるが,同年の銅地金のアメリカ国内価格の約2倍である。 非鉄金属の激しい価格変動,リスクの大きい探鉱事業のため,日本の非鉄金属鉱業(精錬)会社は,国内に鉱山をもたずに,鉱石をすべて国際市場で輸入し,精錬するカスタム・スメルターに変身していった。今後,国際的見地から日本が非鉄金属資源の安定供給を確保するためには,(1)探鉱に関する融資条件の改善,新鉱床探査補助制度の拡充による海外鉱山開発の促進,(2)国内鉱山開発の積極的推進が必要である。…
※「カスタム・スメルター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」