カピタティオ‐ユガティオ制(読み)かぴたてぃおゆがてぃおせい

世界大百科事典(旧版)内のカピタティオ‐ユガティオ制の言及

【ローマ】より

…コンスタンティヌス1世はソリドゥス金貨の鋳造開始など部分的に貨幣を改良し,ソリドゥスそのものは国際信用を回復することができたが,国内取引とくに税としては現物を課することが原則となった。ディオクレティアヌスが始めた新税制(カピタティオ・ユガティオ制)は全帝国の農地と農民に対してさまざまな現物課税を行った。この税収を確保するために農民や小作人(コロヌス)は農地からの移動を禁じられ,徴税責任者とされた都市参事会員も世襲身分(クリアレスと呼ばれた)とされた。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」