世界大百科事典(旧版)内のカピタン・モール制貿易の言及
【鎖国】より
…彼は長崎,茂木を収公し,直轄領として代官支配下に置いた。 これより早く,ポルトガルはゴアとマカオを結ぶカピタン・モール制貿易を開始した。それはポルトガル国王の名の下に軍事,行政,経済の全権を握る司令官(カピタン=モール)が指揮する大船によって行われる一種の官営貿易であり,1570年(元亀1)からマカオ~長崎間をもその航路の欠くことのできない一部として含みこむことになった。…
※「カピタン・モール制貿易」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」