世界大百科事典(旧版)内のカラーテレビ不買運動の言及
【不買運動】より
…この例のように,とくにアメリカの消費者運動では不買運動が重要な役割を果たしている。
[日本]
日本でも消費者運動としての不買運動はこれまで何回か行われ,とくに1970年から翌年にかけてのカラーテレビ不買運動は重要な結果を生んだ。この運動は,当時普及期にあったカラーテレビ受像機について,以前から国内と輸出の二重価格が問題とされ,また家電業界が独占禁止法違反容疑で公正取引委員会の摘発を受けていたことなどを背景とし,直接にはメーカーの定める〈定価〉が実売価格を大きく上回っていたことに抗議して,70年9月,全国地域婦人団体連絡協議会(地婦連)がカラーテレビの1年間買控えを呼びかけたのに始まる。…
※「カラーテレビ不買運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」