カリッポス(読み)かりっぽす

世界大百科事典(旧版)内のカリッポスの言及

【コスモス】より

…天界を神的な存在としたプラトンは,天界にふさわしい唯一の運動は一様な円運動であり,惑星の順行,逆行,留等のみかけの不規則性をこの一様円運動の原則から逸脱せずにいかに説明するかという問題を提起した。エウドクソスとカリッポスが考案した幾何学的な同心天球説はこの問題提起に対する一つのみごとな解答であった。その後アリストテレスは同心天球説に依拠しながら,階層構造的に秩序づけられたコスモスとしての宇宙論を完成させた。…

※「カリッポス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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