カリフォルニア・バンガロー(読み)かりふぉるにあばんがろー

世界大百科事典(旧版)内のカリフォルニア・バンガローの言及

【住居】より

…バルコニーがつくる水平線と抽象的形態を表したプレーリー・ハウス(ロビー邸,1908など),室内の床高と屋根の重なりを変化させ抑揚感を表現した作品,そして垂直性を強調し,かつ壁面を浮彫装飾で飾った南カリフォルニア地方でのコンクリート造住宅の連作(1920年代)が続く。当時の西部ではB.R.メイベックやグリーン兄弟らがシングル・スタイルや東洋趣味を駆使して,〈カリフォルニア・バンガロー〉と呼ばれる地方様式を打ち出していた。30年代半ばからのライトはカウフマン邸(落水)等で,水平線を積み重ねた三次元的な効果と,連続ガラス窓による建物内外の融合を目ざし,さらに正方形など幾何学図形のモデュールに基づく平面計画を発表する。…

※「カリフォルニア・バンガロー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」