カントライ(読み)かんとらい

世界大百科事典(旧版)内のカントライの言及

【カントル】より

… ルター派ドイツ福音主義教会においては,カントルは歌い手よりむしろ作曲家,指揮者,教育者であった。カントルは教会付属学校の音楽の教師をつとめ,そこで指導し育成した生徒たちを中心とするカントライKantorei(児童声を含む合唱隊と器楽奏者からなる聖歌隊)を組織して礼拝に参加した。16世紀から18世紀にかけてのドイツ福音主義教会の音楽の興隆は,このカントルの職制とカントライの伝統を抜きにしては語ることができない。…

【キリスト教音楽】より

…と同時に,ルターは教会付属の学校で学ぶ若者たちには,人文主義的教養と多声部の楽曲を演奏できる高い音楽的素養を要求した。これが,ドイツ福音主義教会におけるカントライKantorei(児童声を含む合唱隊と器楽奏者からなる聖歌隊)の伝統の確立を促した。カントライの指導者であるカントルは,教会付属学校の音楽の教師をつとめ,教え子たちを引き連れて主日祝日の礼拝に参加した。…

※「カントライ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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