キエフ大公(読み)きえふたいこう

世界大百科事典(旧版)内のキエフ大公の言及

【キエフ・ロシア】より


[軍事遠征と歴代諸公]
 キエフ・ロシアの統合力はそれほど強いものではなかった。実際は,キエフ大公を頂点にいただくいくつかの都市国家ないしは領域国家が,大公の宗主権と貢税徴収権を認めることによってゆるやかな統一性を保っていたにすぎない。とくに楕円の一方の中心ともいうべきノブゴロドの自立性は強く,歴代キエフ大公はこの地に拠った一族の長子の反抗・離反にしばしば手を焼いた。…

※「キエフ大公」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android