キャッスル夫妻(読み)きゃっするふさい

世界大百科事典(旧版)内のキャッスル夫妻の言及

【社交ダンス】より

…また,テンポの速いクイック・ワルツを〈ビニーズ・ワルツViennese waltz〉といい,ドイツのパウル・クレブスが創案し,ダンス競技の種目に加えられている。 1910年にはアメリカのアイリーンIrene CastleとバーノンVernon C.のキャッスル夫妻が,ジャズを伴奏にして,はじめてヒール(踵)から脚を運ぶ普通の歩き方と同じ自然なスタイルで踊るダンスを〈フォックストロット〉と名づけて発表した。それまでの踊りは,トウ(つま先)から脚を運んでいたが,キャッスル夫妻の始めたこの〈キャッスル・ウォーク〉は,近代社交ダンスの基礎となった。…

【ジャズ・ダンス】より

…アフリカのダンスをもとにアメリカの黒人によって発達したダンスの一形式。ジャズのリズムにのって腰の動きを中心として身体を動かす踊りは1910年ころから白人の間でも踊られ,キャッスル夫妻によりフォックストロットが案出された。20年代にはツー・ビートのリズムによるチャールストンが流行した。…

※「キャッスル夫妻」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android