キャリントン,R.C.(読み)きゃりんとん

世界大百科事典(旧版)内のキャリントン,R.C.の言及

【黒点】より

…黒点相対数を求める観測は,小望遠鏡でもできる簡単な観測であるが,黒点活動はいろいろある太陽活動の中の一つであるという最近の考え方からすると,太陽の働きのもっとも手軽に得られる非常に重要な指標ということができる。
[シュペーラーの法則]
 キャリントンR.Callington(1826‐75)は,黒点の現れる平均緯度が黒点周期とともに高緯度から赤道方向に移動することを見いだしたが,引き続いてシュペーラーG.Spörer(1822‐95)がくわしく調べたので,この現象は彼の名を冠してシュペラーの法則と呼ばれている。黒点の平均出現緯度は±30゜から始まって±10゜付近のもっとも黒点数の多いときを経て,±5゜付近で黒点数の最少期を迎え,同時に新しい黒点周期が±30゜付近で始まる。…

【フレア】より

…太陽をHα線(6563Å)の単色フィルターで見ていると,黒点の付近の明るい領域(羊斑)が突如10分から数時間にわたって輝き出す現象として知られている。フレアの発見は,1859年イギリスのキャリントンR.C.Carrington(1826‐75)が黒点の近くに白色光で異常に輝く点を見つけたことによるが,フレアが白色光で見えることはまれである。一般にフレアは可視光よりも電波,X線,紫外線でより顕著に見られ,これらの電磁波の放射量が著しく増大する。…

※「キャリントン,R.C.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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