キリスト教的現実主義(読み)きりすときょうてきげんじつしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内のキリスト教的現実主義の言及

【ニーバー】より

… 彼はしかし教理を研究の対象とするよりは,キリスト教のもつ諸洞察の現代的妥当性を明らかにし,その観点から当時のアメリカのリベラリズムやオプティミズムを批判した。その立場は〈キリスト教的現実主義〉と呼ばれ,出世作《道徳的人間と非道徳的社会》(1932)で強力に打ち出された。その影響はキリスト教界を超えて一般知的世界とくに政治学界に及び,G.F.ケナンやモーゲンソーやシュレジンジャーら今日のいわゆる〈現実主義者〉たちすべての〈父〉と見られるに至った。…

※「キリスト教的現実主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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