世界大百科事典(旧版)内のギヨーム・ド・トゥルネの言及
【系図】より
… 家系を図示するのはヨーロッパ中世の写本や教会の窓に見られるイエスがエッサイの家系であることを示す〈エッサイの木(根または株)〉にさかのぼる。〈エッサイの木〉の最も古い記録は,1097年にギヨーム・ド・トゥルネGuillaume de Tournayが東方から〈エッサイの木〉をかたどった燭台をもたらしたというのにさかのぼり,12世紀に作られたサン・ドニ教会のステンドグラスにも見られる。旧約聖書《イザヤ書》第11章1節に,〈エッサイ(ダビデの父)の株から一つの芽が出てその根から一つの若枝が生えて実を結び,その上に主の霊がとどまる〉とあるのに基づき,眠っている老エッサイの胸または口から枝(またはブドウの蔓)が伸び,中央のキリスト像まで歴代のユダヤの王を分枝に描いたものである。…
※「ギヨーム・ド・トゥルネ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」