世界大百科事典(旧版)内のクイーンズ・ウェアの言及
【ウェッジウッド】より
…1754年トーマス・ウィールドンの窯に入り,59年に独立。中世以来の鉛釉(えんゆう)陶器の伝統を受け継ぐクリーム色陶器の改良に成功,67年シャルロッテ王妃から〈女王御用陶工〉の公的特権を得,これを〈クイーンズ・ウェア(女王陶器)〉と名づけた。彼はまた,みずからの工房に機械と動力を採り入れ,それまでの家内工業的な窯業を組織だった大工場に変え,安価な日常品を多量に内外の市場に送り込むなど,近代的タイプの実業家でもあった。…
※「クイーンズ・ウェア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」