世界大百科事典(旧版)内のクサグサノミユキの言及
【雑徭】より
…年間60日以内,国郡司によって地方の雑役に徴発された。雑徭は中国の律令制の継受にともない,飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりよう)で制度化されたが,クサグサノミユキの古訓があり,律令制以前からのミユキの系譜をひく労役であった。ミユキは天皇またはそのミコトモチ(国宰など)が地方に巡行してきたときの奉仕役にその起源があると推定され,地方豪族が地域社会で独自に徴発してきた労役とは別系列の,朝廷のための労役であったと考えられる。…
※「クサグサノミユキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」