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クッタ=ジューコフスキーの定理 くったじゅーこふすきーのていり

世界大百科事典内のクッタ=ジューコフスキーの定理の言及

【渦】より

…また流れの中におかれた翼形に働く揚力も,後縁での流れを滑らかにするように境界層がはがれ,反時計まわりの循環γをもった渦が放出されて流されていき,翼のまわりには時計まわりの強さγの循環が残るためと解釈できる。速度Vの定常な流れで,揚力の大きさが流体の密度をρとするとき,ρVγに等しいというのがクッタ=ジューコフスキーの定理である。このように揚力の働く翼は束縛された渦とみなすことができるが,翼端で切れることはできないので,流れに沿う後ひき渦として下流に伸び,運動開始時に放出され流されていく渦とつながってループを作っているものと考えることができる。…

【抵抗】より

…これを誘導質量と呼ぶ。 完全流体の一様な流れの中におかれた無限に長い板状の物体には,流れに直角方向の揚力のみ働き抵抗は作用しない(クッタ=ジューコフスキーの定理)。しかし板の長さが有限の場合,板に揚力が働くときには板の後縁から渦が発生し,この渦の放出によって板の付近に下向きの速度が誘導されて抵抗が現れる。…

【マグヌス効果】より

…紙を巻いて作った円筒を斜面に沿って転がしたとき,その斜面を離れた後の空中軌道が,想像されるものより斜面のほうに著しくずれるのも,この効果の例である。なお,マグヌス効果は,任意の断面をもつ物体が,その軸と垂直方向の一様な流れの中におかれたとき,物体には流れと垂直にρUΓ(ρは流体の密度,Uは流速,Γは循環)の大きさの力が働くというクッタ=ジューコフスキーの定理の特別な場合とみなせる。【橋本 英典】。…

【揚力】より

…このときの力は,流れが翼によって偏向され下向きの運動量を得るための反作用と考えることができる。またその大きさが,翼のまわりの循環をΓ,流体の密度をρ,流速をUとするときρUΓになることは,クッタ=ジューコフスキーの定理として知られている。迎え角が小さい間は薄い翼の揚力は迎え角αとともに増加し,縮まない流れの中の薄板では理論上πρU2Ssinαで与えられ,前縁から1/4のところに中心をもつ(ただしSは翼の水平面積)。…

※「クッタ=ジューコフスキーの定理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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