クラテウアス(読み)くらてうあす

世界大百科事典(旧版)内のクラテウアスの言及

【博物学】より

…このようにして,インドから中国に及ぶ東洋やアフリカの博物は,その主要な部分が古代にほぼ記述し尽くされた。一方,図譜のほうでは前15世紀ころのエジプトや前1世紀のポンペイのモザイクなどに,種の同定が可能なほど精密な動植物画が描かれており,前1世紀にはクラテウアスKrateuasのすばらしい本草図譜が成立している。 しかし古代の精密図は中世を通じて転写されつづけたため,図鑑としての機能を失い,むしろ装飾パターンとして使用されることになった。…

※「クラテウアス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android