クラワード,R.A.(読み)くらわーど

世界大百科事典(旧版)内のクラワード,R.A.の言及

【犯罪学】より

… コーエンA.K.Cohenの〈非行副次文化理論〉は,アメリカの中流階層の価値体系に対する対抗文化としての,非行集団に特有のサブカルチャーの形成と伝達を論じたもので,異質的接触理論を補充すると同時に文化と社会構造との関係を分析する点でアノミー理論とも関連する。クラワードR.A.ClowardとオーリンL.E.Ohlinの〈異質的機会構造理論〉はシカゴ学派の理論とアノミー理論の統合を試みたものである。シカゴ学派は主として非合法な手段への接近を問題とし,アノミー理論は合法的手段への可能性に注目するが,いずれも一面的であって,個人にとっては合法非合法いずれの手段へのアクセスの可能性も考えられるが,そのいずれをとるかはその人が社会構造内でいずれの手段を利用できる立場に置かれているかによって決定されるとする。…

※「クラワード,R.A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android