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クロソゾ

海藻海草標本図鑑の解説

クロソゾ

からだは硬い円柱状で,塊状の付着器から数本〜十数本が立ち上がる。それらは各方向に小枝を出すが,先端に向かうにつれて小枝は小さくなり,先端部の小枝 はイボ状の突起となる。からだの基部はややくびれ,先端部は丸い棍棒状である。横断切片で内部構造を観察すると,表層には細長い細胞が放射状に並び,髄層 には大型で無色の細胞がみられる。また,表面観では,細胞の色素体は確認できるが,ニッポンソゾのようなサクランボ小体(油滴状の構造)は見られない。手触りはかなり硬いが,枝を指で曲げていくとパキッと折れる。生体は黒に近い濃緑色〜濃褐色。押し葉標本は台紙につきにくい。

出典|千葉大学海洋バイオシステム研究センター銚子実験場「海藻海草標本図鑑」海藻海草標本図鑑について | 情報

世界大百科事典内のクロソゾの言及

【ソゾ】より

…紅藻綱イギス目フジマツモ科の1属で,全世界で約80種が知られ,とくに温帯海域の潮間帯に多いが,寒帯や熱帯の海域にも分布し,また低潮線下に生育するものもある。浅所産の代表種としてクロソゾL.intermedia Yamada(イラスト)とコブソゾL.undulata Yamada,深所産の代表種としてハネソゾL.pinnata YamadaとソゾノハナL.grevilleana Harveyがある。浅所のものは暗紅色~暗紅緑色を呈するのに対し,深所のものは鮮紅色のものが多い。…

※「クロソゾ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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