グロス,G.(読み)ぐろす

世界大百科事典(旧版)内のグロス,G.の言及

【ワイマール文化】より

… 他方,表現主義以上に否定性を徹底させ,もはや〈芸術〉の革命ではなく,市民社会の崩壊意識そのものを一つの運動体として破壊的に体現したのが,〈すべてに対するアンチ〉を旗印とするダダイズム(ダダ)であった。〈プロパガンダ〉として絵画を市民社会の実相の暴露に変えたG.グロスや,コラージュの手法を闘争の武器に変えたハートフィールドは,アバンギャルドがワイマール共和国の混沌の中で体現した一つの極点を示している。 ワイマール文化の中で国際的にもっとも大きな影響を及ぼしたのは,〈バウハウス〉運動を核とするドイツの建築・都市計画の新しい成果だった。…

※「グロス,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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