ゲオルク[2世](読み)げおるく

世界大百科事典(旧版)内のゲオルク[2世]の言及

【演出】より

…近代文明社会の成熟によって演劇は急激に商品化していき,特定の俳優を舞台の前面に押し出すことに腐心し,全体の調和を高めることは忘れがちであった。このスター・システムを排して舞台に統一をもたらしたのは,ドイツのザクセン・マイニンゲン公ゲオルク2世だった。1874年から90年にかけて彼の劇団マイニンゲン一座はヨーロッパ各地の都市を巡演したが,その集団的演技による群衆処理と写実的な演出は,各国の近代劇運動に大きな影響を与え,数多くの新しい演出者が登場してきた。…

【マイニンゲン一座】より

…ドイツのマイニンゲン大公ゲオルク2世Georg II(1826‐1914)がみずから主宰した宮廷劇場。ゲオルク2世は1866年に即位すると,オペラ劇場を廃し,演劇に全力を傾けた。…

※「ゲオルク[2世]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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