コルデワイ,R.(読み)こるでわい

世界大百科事典(旧版)内のコルデワイ,R.の言及

【アッシリア学】より

… 初期の発掘はイラクのモースル周辺のアッシリアの遺跡を中心に行われ,1842年にはフランスのボッタP.E.Bottaがニネベ,コルサバードの発掘を開始し,45年にはイギリスのレヤードがニムルドで考古学的調査を開始している。この時期の発掘は古代遺物の探索が主要な目的であって,近代的技術を用いた科学的発掘は20世紀に入ってバビロンにおけるコルデワイR.Koldewey,アッシュールにおけるアンドレーW.Andraeらにまたなければならないが,ニネベにおけるアッシュールバニパル王の書庫の発見は,それ以後の文献学的研究の基礎となる特記すべき事件であった。発見された2万2000個の粘土板は大英博物館に移管され逐次刊行されてきている。…

【バビロン】より

…ネブカドネザル2世(在位,前604‐前562)は,各地に遠征し,反抗する都市は,例えばバビロン捕囚のような形で徹底的に抑圧し,また大規模な首都再建を実行した。1899‐1917年に行われたドイツ人コルデワイR.Koldeweyの発掘によって明らかにされ,よく復元図に示されているバビロンはこの時代のものである。都市は方形で二重の城壁に囲まれ,ユーフラテス川が中央を流れる。…

※「コルデワイ,R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android