世界大百科事典(旧版)内のコーシーの応力テンソルの言及
【応力】より
…ある点Oを原点とし,このまわりに3個の座標面とそれに平行な3個の面で作られる微小な直方体を考えて,x,y,z軸に垂直な各面に働く表面力Tx,Ty,Tzの座標成分を{(σx,τxy,τxz),(τyx,σy,τyz),(τzx,τzy,σz)}と書くと,この9個の成分がわかればよいことになる。この9個の応力成分の組を点の応力,あるいはコーシーの応力テンソルと呼んでいる。ここでσは垂直応力,τはせん断応力であり,σの指標は成分の作用方向(面の法線方向と同一)を,τの第1指標は面の法線方向,第2指標は成分の作用方向を示す。…
※「コーシーの応力テンソル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」