世界大百科事典(旧版)内のサーミスターボロメーターの言及
【ボロメーター】より
…抵抗の温度係数の大きい材料が選ばれ,金属では厚さ0.1μm程度の白金ストリップ(表面を黒化したもの)やNi,Bi,Sbなどの蒸着膜(厚さ0.05~0.1μm)などが用いられる。またMn,Co,Niの酸化物の混合物を焼結したものは負の大きな温度係数をもちサーミスターと呼ばれているが,これを利用したサーミスターボロメーターが広く用いられている。このほか極低温で動作するものにカーボンボロメーター,GeやSiのボロメーターがあり,常温ボロメーターより1~3桁高い検出能力をもつ。…
※「サーミスターボロメーター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」