シアン化法(読み)シアンかほう

改訂新版 世界大百科事典 「シアン化法」の意味・わかりやすい解説

シアン化法 (シアンかほう)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のシアン化法の言及

【金】より

…金化合物はすべて分解しやすく,還元剤の作用または単に加熱しただけで金を遊離する。【水町 邦彦】
[製法]
 日本における金の大部分は銅製錬の際の副産物として回収され,少量の金がシアン化法によって生産されている。金の鉱石としては金を10ppm(鉱石1t中に10g)以上含むものが用いられ,このように少量の金の含有量を正確に分析する方法として灰吹法が古くから使われている。…

【シアン化ナトリウム】より

…シアン化水素酸と水酸化ナトリウムの作用でもつくられる。 おもな用途は,メタクリル酸樹脂,有機合成中間体,各種シアン化物,シアノ錯体の製造用で,ほかに鋼の焼入れ,金,銀の製錬(シアン化法),電気めっき用にも用いられる。 青酸カリ自殺と呼ばれているものの多くは工業用シアン化ナトリウムによるものであり,その保管・取扱いにはとくに厳重な注意と規制が必要である。…

※「シアン化法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android