シビ王(読み)しびおう

世界大百科事典(旧版)内のシビ王の言及

【ジャータカ】より

…たとえば,雪山童子(せつせんどうじ)が教えをまとめた詩句の後半が聞きたくて身を悪鬼に投げ出す話や,薩多太子(さつたたいし)が飢えた虎の母子に血肉を与えた話は,遠く法隆寺の玉虫厨子にも描かれている。このほか,客をもてなすために火中に身を投じた兎の話や,両眼を施して鳩を救ったシビ王の物語などもよく知られている。 ジャータカはインド各地の昔話や寓話にもとづいているため,共通の説話がヒンドゥー教やジャイナ教の聖典中にも見いだされる。…

※「シビ王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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