シャンモール(読み)しゃんもーる

世界大百科事典(旧版)内のシャンモールの言及

【ディジョン】より

…優美な装飾性と写実性を交えた国際ゴシック様式を代表する芸術家が輩出したが,14世紀末にネーデルラント出身の彫刻家C.スリューテルがブルゴーニュ公に仕え,力強い造形性とあふれる生命感により,この流行様式を凌駕(りようが)する造形を生みだした。彼は1389年に同市のアトリエの長となり,フィリップ2世により歴代君主の廟墓として郊外のシャンモールChampmolに建立されたカルトゥジア会修道院の扉口,同中庭にある〈モーセの井戸〉(1405)などの彫刻を製作した。スリューテルの,哀悼者の列を配した石棺彫刻は,現在市立美術館に保管されている。…

※「シャンモール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android