世界大百科事典(旧版)内のシューマッハー,E.の言及
【ドイツ美術】より
…しかし30年代のヒトラーによる〈退廃芸術〉の弾圧は芸術界の息の根を止め,戦後の美術はいわば白紙状態からの出発を余儀なくされた。亡命した作家たちを通してパリやニューヨークの美術動向が伝えられ,ゲッツKarl Otto Götz(1914‐ )やゾンダーボルクK.R.H.Sonderborg(1923‐ )らのアクション・ペインティングのほか,50年代にはシュルツェBernhard Schultze(1915‐ )やシューマッハーEmil Schumacher(1912‐ )らのアンフォルメルの画家が現れた。今日4年おきにカッセルで開催されるドクメンタ展は,ドイツを中心として世界の現代美術の新しい試みの場として注目されている。…
【AT】より
…〈もう一つの技術alternative technology〉または〈適正技術appropriate technology〉の略語。いずれもシューマッハーE.F.Schumacherによって提唱された〈中間技術intermediate technology〉の概念をもとに,近代科学技術体系の代替として提唱されている技術体系。中間技術,適正技術,もう一つの技術は,それぞれ主張者によりニュアンスの違いがあるが,おおまかには,近代科学技術がもたらすさまざまなマイナス面を最小限に抑えるために,対象地域(発展途上国等)の労働力,資源,市場,気候,文化等に最も適合するように改良し,適用しようとする考え方。…
※「シューマッハー,E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」