期日前投票(読み)キジツゼントウヒョウ

デジタル大辞泉 「期日前投票」の意味・読み・例文・類語

きじつぜん‐とうひょう〔‐トウヘウ〕【期日前投票】

有権者投票日前に投票したい場合、名簿登録地の市区町村の期日前投票所に行って直接投票箱に投票する制度。平成15年(2003)公職選挙法改正で新設。きじつまえとうひょう。→不在者投票

きじつまえ‐とうひょう〔キジツまへトウヘウ〕【期日前投票】

きじつぜんとうひょう(期日前投票)

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共同通信ニュース用語解説 「期日前投票」の解説

期日前投票

仕事などで投票日当日に投票できない人が住所地の市区町村で事前に投票する制度。総務省によると、期間公示告示翌日から投票日の前日までで、気軽に利用できるよう、期日前投票所を商業施設などに設ける自治体もある。2021年の前回衆院選で期日前投票を利用したのは約2058万人で、投票者全体に占める割合(利用率)は34・94%に上った。

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知恵蔵 「期日前投票」の解説

期日前投票

期日前投票制度は、2003年6月11日公布、同年12月1日施行の改正公職選挙法によって創設された。投票は原則として投票日に行われるものであるが、この制度によって、選挙の公示日(告示日)の翌日から投票日の前日までに投票することができる。原則として、投票時間は午前8時半から午後8時まで、各市区町村に設けられている期日前投票所で行う。この制度によって投票できるのは、投票日に仕事や旅行、レジャー冠婚葬祭などの予定がある者である。従来の不在者投票と期日前投票の違いは、上図の通りであり、手続きが簡素化されているのが分かる。05年衆院選では、期日前投票を行った有権者が896万人となり、前回03年の衆院選を大幅に上回った。

(蒲島郁夫 東京大学教授 / 2007年)

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