世界大百科事典(旧版)内のシルバンの言及
【アゼルバイジャン】より
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[歴史]
この地方は近代に至るまでアゼルバイジャンと呼ばれたことはなく,古代にはアルバニア人の国家(カフカス・アルバニア王国)がクラ川より北の地域にあった。中世には,クラ川以北のシルバン,クラ,アラス両川に挟まれたアラン,カスピ海岸のムガンがそれぞれ別個の地方と考えられていた。3~7世紀のササン朝,7~10世紀のウマイヤ朝,アッバース朝,11~13世紀のセルジューク朝系諸政権等,イラン中央政権や外来強国の支配下にあったが,カフカス・アルバニア王国,シルバン・シャー朝等の土着政権も存続し,カバラ,シャマハ,ガンジャ,バイラカン等の商業都市が繁栄した。…
※「シルバン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」