ジェネラル・フィルム(読み)じぇねらるふぃるむ

世界大百科事典(旧版)内のジェネラル・フィルムの言及

【映画】より

…映画を巡る激烈な特許戦争が展開されたが,07年にはエジソンの特許権が法的に正式に認められ,翌年エジソンを抱き込んでパテーを含む9社が〈モーション・ピクチャー・パテント・カンパニー〉を設立。この特許会社は〈ザ・トラスト〉と呼ばれ,10年には独自の配給会社〈ジェネラル・フィルム〉を設立して,12年までに60社に及ぶ配給会社を吸収し,フィルムの貸出市場を事実上独占した(映写機1台につき週2ドルの使用料を徴収したり,イーストマン・コダックのフィルムの独占使用権も獲得していた)。しかし,特許戦争は激化の一途をたどるばかりで,エジソン派の〈ザ・トラスト〉とインデペンデント派との間に抗争が続いた。…

※「ジェネラル・フィルム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」