ジゴ袖(読み)じごそで

世界大百科事典(旧版)内のジゴ袖の言及

【袖】より

…ルネサンス期の外衣であったフープランドやマントの袖は身幅より広く大きくし,また金糸ししゅうをほどこすなど奇抜で豪華なものであった。地面に届くほどの袖の袖口が鋸歯状にカットされた装飾や,詰物をして羊の脚形にふくらませ(ジゴ袖gigot),さらに切り込みを入れて下に着たシュミーズをのぞかせる裂け目(スラッシュslash)装飾,片袖だけをつけたものなど華やかなものが現れ,財産や賜物の対象になった。大きな袖や詰物でふくらませたものは,身ごろとは別仕立てであった。…

※「ジゴ袖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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