ジャナター党(読み)じゃなたーとう

世界大百科事典(旧版)内のジャナター党の言及

【国民会議派】より

…この時期からガンディー政権は〈貧困追放(ガリービ・ハターオ)〉〈社会主義〉のスローガンを掲げるが,実質的改善は見られず,高まる大衆や野党の不満に対して,75年6月反政府および野党の指導者を逮捕し,非常事態を敷くことによってこれを封じ込む策に出た。しかし1年8ヵ月の非常事態=強権政治ののち,77年3月に実施された第6回総選挙でガンディー会議派は有権者の手痛い審判を受け,4野党合同の新党ジャナター(人民)党Janatā Partyが絶対多数を得て,ここに独立インド政治史上初めて非会議派政党が中央政権の座についた。この選挙は独裁専制に対する民主主義の勝利ともてはやされた。…

【ナーラーヤン】より

…インドのガンディー主義者。1922年にアメリカ合衆国に渡ってマルクス主義に接近し,29年帰国後は国民会議派内左派の立場で民族運動の指導者として活躍した。34年に国民会議派社会党創設。40年に逮捕されたが,42年に脱獄し翌年再逮捕されるまで武装闘争を含む地下活動を指導した。インド独立後は新政府への参加を拒否し,52年に人民社会党を創設。その間,思想的にマルクス主義からしだいに離れガンディー主義に接近した。…

※「ジャナター党」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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