ジャムダット・ナスル期(読み)じゃむだっとなするき

世界大百科事典(旧版)内のジャムダット・ナスル期の言及

【シュメール】より

…ウルクとほぼ同じ頃,エリドゥ,ウル,ギルス,ラガシュ,ウンマなども都市的規模に達した。ジャムダット・ナスル期(前3000ころ?‐前2800ころ?)にはシュルッパク,ニップール,キシュ,エシュヌンナが都市的規模に発展し,また文字の表音文字としての使用法が現れ,絵文字が写す言語がシュメール語であることが確認される。
[初期王朝期――都市国家時代]
 シュメールは前3千年紀初めから初期王朝期と呼ばれる時代(前2800ころ?‐2350ころ。…

【シュメール美術】より

…この時期の円筒印章はやや大型で,図柄には人物や動物が登場するさまざまな情景が好んでとり入れられた。ウルク文化 次のジャムダット・ナスル期(前3000ころ‐前2800ころ)には,彫刻の分野に注目すべき展開がみられる。丸彫のほかに浮彫が発達し,小規模な記念碑や祭儀用の石製容器の表面を飾るようになった。…

※「ジャムダット・ナスル期」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」