ジャワ継承戦争(読み)じゃわけいしょうせんそう

世界大百科事典(旧版)内のジャワ継承戦争の言及

【スラカルタ】より

…しかし,わずか3年後に王が死去し,オランダ東インド会社の保護のもとでその子がパクブウォノ3世として即位したが,先王の弟マンクーブーミとの間に王位継承の争いが起こった。第3次ジャワ継承戦争と呼ばれるこの戦いは1749年から6年間続いたが,容易に勝敗が決しなかったので,オランダ東インド会社は和平工作に乗り出し,パクブウォノ3世はスラカルタに都してマタラム王の伝統的称号であるススフナンSusuhunanを名のり,マンクーブーミはジョクジャカルタに都してスルタン・アマンクブウォノ1世と称することになった。そしてススフナンは内領5万3100戸・外領3万2350戸,スルタンは内領5万3100戸・外領3万3950戸の住民を統治することで決着がついた。…

【マタラム・イスラム】より

…これは彼が会社から借りた莫大な負債の返済が不可能だったためでもある。 この間マタラムはスラパティの反乱(1686‐1703),第1次ジャワ継承戦争(1703‐08),第2次ジャワ継承戦争(1719‐23)によってますます弱体化した。会社の援助によって即位したパクブウォノ2世(在位1726‐49)は1740年に始まった華僑暴動に乗じて一時会社に背いたが,後に再び帰順し,その代償として43年に北東海岸地方を会社に割譲した。…

※「ジャワ継承戦争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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