世界大百科事典(旧版)内のジルコンチタン酸鉛の言及
【圧電素子】より
…素子材料は水晶半角ニオブ酸リチウムLiNbO3などの単結晶のほか,セラミックス,ポリフッ化ビニリデンなどの高分子膜の発達が目覚ましい。現在よく使われている圧電セラミックスは,ジルコンチタン酸鉛Pb(Zr,Ti)O3を主体としてこれに金属酸化物などの添加物を配合して焼成した磁器(PZTをはじめ多くの商品名がある)である。これはチタン酸バリウム磁器を改良したもので,大きな圧電性と良好な温度安定性をもち,エネルギー的応用素子,情報処理素子として実用されている。…
※「ジルコンチタン酸鉛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」