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スキージャンプ すきーじゃんぷ

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知恵蔵2015の解説

スキージャンプ

スキー競技のうち、ノルディック種目の一つ。ノルディック複合種目のジャンプと区別して、スペシャルジャンプということがある。飛距離と飛型により採点され、合計点を競う。
飛距離点はK(けい)点に到達した場合を60点として、K点と飛距離との差をもとに計算される。K点とはジャンプ台の建築基準点で、この位置を境に着地滑走路の傾斜曲率が変わり、着地斜面上に赤い線で示される。ジャンプ台の規模によって1メートル当たりの点数が決められており、K点との距離差に1メートル当たりの点数をかけ、K点に届かないジャンプでは60点から差し引き、K点以上のジャンプでは60点に加えて飛距離点とする。1メートル当たりの点数は、K点距離80~99メートルのジャンプ台(ノーマルヒルに相当)では2.0点、K点距離100~169メートル(ラージヒルに相当)では1.8点となっている。
飛型点の採点は、空中、着地、アウトラン(着地後、着地滑走路の転倒ラインを通過するまで)のそれぞれについて、姿勢と動作の基準に基づき5人の審判員が20点満点から0.5点単位の減点法で採点する。公平を期するため、最高点と最低点を除いた3人の点数の合計が飛型点となる。減点基準の例としては、着地の最後にテレマーク姿勢が入らず、足が平行になった場合には最低2点の減点、また転倒ライン通過以前の転倒は7点の減点など。
ジャンプ台の規模は、2003~04シーズンまではK点距離に基づいて示されていたが、04~05シーズンにテークオフからL点(着地区域の終点)までの距離を指すヒルサイズ(HL)が導入され、スモールヒル(HL49メートルまで)、ミディアムヒル(同50~84メートル)、ノーマルヒル(同85~109メートル)、ラージヒル(110メートル以上)、フライングヒル(185メートル以上)と分類されることとなった。以前はK点を越える飛行は危険とされたが、滑空や着地技術の向上等によって安全に着地できる飛距離が伸びたため、現在はゲート位置の変更について審議(ジュリー会議)が行われるのはヒルサイズを越える飛行が出た時となっている。K点が同じジャンプ台であっても、ジャンプ台の構造によりヒルサイズは異なる。
各ジャンプ台における最長不倒距離をバッケンレコードという。
ノルディックスキー世界選手権大会オリンピック冬季競技大会では、個人戦(ラージヒル、ノーマルヒル)と団体戦(ラージヒル)でメダルを争う。女子のジャンプ競技は、11~12シーズンからワールドカップ競技の正式種目となり、冬季五輪は14年ソチオリンピックから採用される。

(葛西奈津子  フリーランスライター / 2014年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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