スケプトルム(読み)すけぷとるむ

世界大百科事典(旧版)内のスケプトルムの言及

【司教】より

…ザクセン朝の基調となったこの政策は,教会改革に乗り出した教皇グレゴリウス7世らの施策と激突して聖職叙任権闘争を引き起こし,約半世紀にわたって教会と社会を揺るがした。しかし最終的には〈ウォルムス協約〉(1122)によって,司教は聖職者によって自由に選挙された後,大司教が司教杖と司教指輪によって彼を叙任し,皇帝からは笏(しやく)(スケプトルム)によって俗権(レガリア)を受けるということで落着した。その影響は甚大であった。…

※「スケプトルム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」