スッピルリウマ(読み)すっぴるりうま

世界大百科事典(旧版)内のスッピルリウマの言及

【ヒッタイト】より


[研究史]
 19世紀後半,北シリア,アナトリアの各地で未知の象形文字碑文が発見され,その文字が旧約聖書のヘテ人(びと)との関連で論議されるようになった。その一方,1887年,エジプトで〈アマルナ文書〉が発見され,ヒッタイト王スッピルリウマがエジプト王にあてた書簡やその他の外交文書から,前14世紀ヒッタイトが北シリア,アナトリア一帯を領有する一大勢力であったことが明らかになった。そして1906年,ドイツのアッシリア学者H.ウィンクラーは,トルコの首都アンカラの東約150kmにあるボアズキョイに隣接する都市遺跡の発掘に着手,06‐07年,11‐12年の発掘で,1万枚を超す粘土板を発見した。…

※「スッピルリウマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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