スティーア,P.W.(読み)すてぃーあ

世界大百科事典(旧版)内のスティーア,P.W.の言及

【イギリス美術】より

…彼らは当時のこうした絵画の状況にあきたりず,ラファエロ以前のプリミティブな絵画を志向し,様式的には同時代のフランス印象派とは対照的な,克明な細部描写を見せ,主題も社会的・文学的性格の強いものが多い。ラファエル前派のロマン主義的自然主義に対し,フランス印象派により近い様式を代表するのが,J.A.M.ホイッスラーとJ.S.サージェントの2人のアメリカ人,それにスティーアPhilip Wilson Steer(1860‐1942)らである。なお,ラファエル前派に先立って活躍したJ.マーティンは壮大な文学的テーマを想像力を駆使しながら描いた特異な画家であり,世紀末のA.ビアズリーはもっぱらデッサン家,イラストレーターとして活躍した。…

※「スティーア,P.W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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