ステッド,C.(読み)すてっど

世界大百科事典(旧版)内のステッド,C.の言及

【オーストラリア】より

…これには詩人たちのジンディウォロバク運動(1930年代末~50年代初め)のような文化ナショナリズム運動も連動した。一方,前述のブレナンの系譜に近く,社会性や文化ナショナリズムは個の神秘を共同体の中に解消し,この国の文学の不毛性の原因になるとしてそれらを拒否し,西欧現代文学の手法に依拠して個の内面を深く掘り下げる傾向の作家に,リチャードソンHenry Richardson(1870‐1946),ステッドChristina Stead(1902‐83),P.ホワイト,ストーRandolph Stow(1935‐ )らがいる。1960,70年代世界的に開花した反体制文化のオーストラリア版代表作家はムアハウスFrank Moorhouse(1938‐ ),ワイルディングMichael Wilding(1942‐ ),ベイルMurray Bail(1941‐ )らで,上記二大系譜を小規模ながら止揚した形になっている。…

※「ステッド,C.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android