世界大百科事典(旧版)内のステロイド皮膚症の言及
【湿疹】より
… 最も行っていけない治療法は,患者のくるたびにただ漫然とステロイド軟膏を処方することである。とくに顔面に2ヵ月も連用すると,ステロイド皮膚症といって紅斑,痤瘡(ざそう),毛細血管拡張,落屑,萎縮などが出現し,しかもこのためにステロイド軟膏を中止すると高度の発赤や腫張を禁断症状として生じ,離脱に2年くらいもかかることがあるからである。搔痒(そうよう)には一般に抗ヒスタミン剤を内服する。…
※「ステロイド皮膚症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」