スパイラル溝軸受(読み)すぱいらるみぞじくうけ

世界大百科事典(旧版)内のスパイラル溝軸受の言及

【空気軸受】より

…空気軸受はその作動原理から動圧軸受と静圧軸受に分類される。前者は軸の回転に伴って周辺の空気を軸受すきまへ誘いこみ,圧力を上昇させて負荷能力を得る形式で,ふつうの円筒軸受では高速でふれまわり振動を起こしやすいので,軸受を分割してそれぞれを傾斜可能に支持したティルティングパッド軸受,軸受面上のスパイラル溝によって空気を渦巻ポンプのように加圧するスパイラル溝軸受,あるいは軸受面を可撓なフォイルで構成するフォイル軸受などの特殊な設計の軸受が実用に供される。静圧軸受は外部の圧縮機で加圧された空気を強制的に軸受すきまへ供給する形式で,軸受の剛性を高めるためには給気経路に流体絞りを用いる。…

※「スパイラル溝軸受」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」