世界大百科事典(旧版)内のスピロプラズマの言及
【マイコプラズマ】より
…初め葉の黄化,芯止りがみられ,休眠芽が伸長して細い茎葉が密生するてんぐ巣になり,また花弁やめしべが葉化するものも少なくない。かんきつのスタボンstubborn病やトウモロコシのスタントstunt病の病原は,基本構造はマイコプラズマ様微生物と同じであるが,増殖期に運動性のらせん状粒子となる特徴があり,培養も容易で,新しい微生物としてスピロプラズマspiroplasmaと命名された。マイコプラズマ様微生物とスピロプラズマは,テトラサイクリン系抗生物質に感受性であるが,薬を全身の師部に浸透させることが困難なため,治療効果は一時的で再発する例が多い。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」