世界大百科事典(旧版)内のスプリンクラーヘッドの言及
【スプリンクラー】より
…散水部,配管部,加圧装置部からなっている。散水の方式により,(a)散水する先端部(スプリンクラーヘッド,または単にヘッドともいう)まで加圧された水が常時満たされていて,火災時の加熱によりヘッドの栓の役目をしている合金,プラスチックなどが溶け,そこから散水する湿式閉鎖型,(b)配管内に水のかわりに加圧した空気を充てんし,火災時の加熱でヘッドの栓が溶け,配管内の空気が流出し,配管内の空気圧の低下により特殊構造の弁が開いて配管内に水が送水され,ヘッドより散水する乾式閉鎖型(寒冷地で配管内に水を入れておくと凍結するおそれのある場所に設けられる),(c)ヘッドの散水口が常時開口しており,配管内は通常からで,火災時に自動火災感知器の作動,または手動により加圧送水装置が起動して散水する開放型(天井が高い舞台部分などに設けられる)の3種がある。消火設備【松田 守弘】(2)果樹や芝生の散水灌漑に用いられる機械装置。…
※「スプリンクラーヘッド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」