世界大百科事典(旧版)内のスーパーシステムの言及
【コネクショニズム】より
…たとえば,やはりサン・ディエゴ認知科学研究所のエルマンJ.ElmanやベイツE.Batesらの発達過程の研究では,発生過程や免疫システムとも関連して,人間と外界とを,絶えざる相互作用を及ぼし合いながら常に変化を続ける時空間パターンを作り出す,動的な生命システムとして捉え直しつつある。それにともなって,人間の意識的知的側面だけでなく,それらの基盤をなす感情システムや生命システムを含むより全体的なつながりの理解へと研究の焦点が移っていき,オートポイエーシスやスーパーシステムなどの理論とのつながりも一層重要になってくるであろう。
【システム】より
… これらの4条件を満たす機構をもつシステムを進化システムという。進化システムは,システムがそれ自身を作り出すことから,分野により,自己創出システム(生物系),スーパーシステム(免疫系),自己組織システム(組織論)などいろいろな呼び名があるが,その本質は進化の機構にある。なお,進化過程を繰り返してシステムが作られるとき,進化の過程で一度作られたものがまた壊されて進化することがある。…
※「スーパーシステム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」