世界大百科事典(旧版)内のソリューション・ロス反応の言及
【高炉】より
…1000~1200℃に達した鉄鉱石はほぼFeOとFeに変化している。他方,1000℃以上の領域ではコークス中の炭素Cが下に示すソリューション・ロス反応と呼ばれるCO2との反応を起こし,この反応は温度が高いほど活発になる。 C(固)+CO2(気)―→2CO(気)したがって,この温度領域で起こるFeOのFeへの還元反応で生じたCO2の一部はソリューション・ロス反応によってCOに転化することになり,次に示すように見掛け上はFeOのCによる還元が起こることになる。…
※「ソリューション・ロス反応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」